【モロッコ】女性囚人数の急増、10年間で最大の上昇率
モロッコでは、2022年から2023年にかけて女性囚人数が7.8%増加し、男性囚人数の5.55%増を上回りました。
これは過去10年間で最も急激な増加率です。昨年末時点で、全囚人数は102,653人で、そのうち2.47%が女性でした。
報告書によると、囚人数のうち2.19%は高齢者、1.22%は未成年者です。また、囚人の47.68%が30歳未満であり、0.32%が障害を持っています。2019年からの5年間で囚人数は18.83%増加しましたが、2020年にはコロナウイルスの影響で裁判活動が制限され、特別恩赦措置が取られたため、1.6%減少しました。
モハメッド・サーレ・アル・タマク総裁は、様々な介入にもかかわらず囚人数が増加していることに懸念を示しました。昨年、囚人の社会・職業リハビリテーションのプログラムがMENA地域およびその他の多くの国々の「ロールモデル」として評価されました。
モロッコには現在、地元農業刑務所、中央刑務所、リハビリテーションセンターなどを含む75の刑務施設があります。ほとんどの囚人は2年以下の短期刑を受けており、終身刑や死刑を受けている囚人は1%未満です。
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