【メキシコ】大洋間回廊鉄道プロジェクトでパナマ運河に挑戦
メキシコが新たな国際貿易ルートとして、テワンテペク地峡を横断する「大洋間回廊鉄道」を建設しています。
この鉄道は、パナマ運河の渇水による物流の停滞を緩和する目的があります。
総額75億ドルのこのプロジェクトは全長188マイル。
船からコンテナを鉄道に積み替え、もう一方の海岸へ輸送します。
さらに、貧困が深刻なベラクルス州とオアハカ州に投資を呼び込み、地域経済を活性化させる狙いもあります。
一方、パナマ運河は年間1,920の港を結び、多くの貨物船にとって主要なルートです。
新鉄道が競争力を持つには時間が必要ですが、物流の選択肢を広げる可能性が注目されています。