【ミャンマー】兵士に覚醒剤を強制使用か

ミャンマーの反乱軍に捕らえられた兵士たちが、軍事政権から覚醒剤の使用を強要されていたと告発しました。
兵士たちは、戦闘中の眠気を防ぎ、暴力行為への抵抗感を鈍らせるために「ヤーバー」と呼ばれる覚醒剤を配布されたと証言しています。

2021年のクーデターで政権を奪取した軍は、反乱軍や少数民族との衝突を続けています。
兵士の1人は、東部カヤ州で「疑わしい家」を焼き払うよう命じられたと述べ、その際も覚醒剤が支給され、命令に従わざるを得ない状況だったと語りました。

反乱軍が公開した映像によると、覚醒剤は前線の兵士たちだけでなく、軍上層部も使用しているとされています。
さらに、反乱軍は軍が製造・取引に関与しているとされる覚醒剤やヘロインを押収。
特に「ゴールデントライアングル」と呼ばれるミャンマー、タイ、ラオスの国境地帯は、
薬物の主要な供給源として国際社会から問題視されています。

国連の報告書によると、東アジアや東南アジアでの覚醒剤問題は急激に拡大。
ミャンマー国内の不安定な情勢が、薬物危機を悪化させる一因となっています。

一方で、軍は民間人への無差別攻撃や禁止兵器の使用で国際的に非難され、戦争犯罪の疑いで調査が求められています。

混迷が続くミャンマー情勢には、国際社会の介入と問題解決への強い意志が必要です。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

目次