【ロシア】活動家への強制精神治療が急増中

ロシアでは、政治活動家に対する弾圧手段として強制的な精神治療が多用されるようになっています。
これはソビエト時代からの方法で、病院に閉じ込められ、強力な薬物を投与されることもあります。
2023年には、2021-2022年の平均と比べて5倍の活動家がこの治療を受けたと報告されています。

代表的な例として、ウクライナ侵攻に抗議して拘束された10代の活動家、マクシム・リプカンがいます。
彼はSNS上での発言が原因で逮捕され、8カ月後に精神病院に送られました。
彼は現在も強制治療の名の下で薬物投与などに苦しんでいます。

さらに、ジャーナリスト兼音楽家のアンドレイ・ガエフスキーも、軍への批判をSNSに投稿したために精神的に「不適格」とされ、強制治療を受けています。
彼は現在は第2級の障がいを抱えています。

こうした強制精神治療が、ロシアで弾圧手段として広がっていることに対し、国内外で非難の声が高まっています。人権団体は、この弾圧手段の即時停止を求めています。

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