【中国】四川省の「遺伝資源バンク」始動
中国初の省レベルの遺伝資源バンクが、四川省の省都である成都で本格稼働を開始しました。
この施設は、植物や動物の遺伝情報を保持する「種のノアの方舟」として重要な役割を担います。
種子に遺伝子が含まれているため、遺伝資源は生物多様性の保護に不可欠です。
四川省は豊かな生物多様性を誇り、その独特な地形や気候が多様な動植物の生息地を提供しています。
この遺伝資源バンクでは、植物、家畜、水生生物などが保存されており、総数はおよそ1.89百万件に及びます。
50年もの長期間にわたって遺伝資源を保存でき、未来の食糧安全保障にも貢献します。
中国西南部全体の農業革新を促進し、遺伝資源の研究と利用が進むことが期待されています。