【インド】原子力潜水艦2隻建造へ、中国を意識した軍備増強
インド政府は、核動力攻撃型潜水艦2隻の建造を正式に承認しました。プロジェクトの総費用は約4500億ルピー(約54億ドル)で、完成までに10~12年かかる見通しです。この動きは、中国に対抗する軍備強化策の一環とされています。
さらに、インドは米国から31機の武装無人機を約40億ドルで購入する契約も成立させました。これらの無人機と潜水艦は、敵の監視や標的の破壊能力を備え、インドの防衛力を強化する役割を果たします。
原子力潜水艦を保有している国は限られており、現在では主に中国、フランス、ロシア、米国が挙げられます。インドも過去にロシアから原子力潜水艦をリースしてきましたが、今回の建造プロジェクトにより、自国製の潜水艦保有国としての地位をさらに高めようとしています。
今後、インドはさらに4隻の潜水艦建造を計画しており、海軍力強化と輸入依存からの脱却を目指しています。