【フランス】COVID-19の起源、武漢市場に再び注目

　
フランスの科学者が発表した新たな研究によると、COVID-19の発生源は2019年末に中国・武漢市の市場で販売されていた野生動物である可能性が高まっています。
この研究は、当時市場で販売されていた動物から採取された800以上のサンプルを分析した結果、ウイルスが市場での野生動物から広がった可能性を強調しています。
具体的には、アライグマやハクビシンなどの小型哺乳類が市場内で見つかり、これらの動物がウイルスの中間宿主となり、人間に感染させた可能性があるとしています。
市場からのサンプルには、動物のDNAと共にCOVID-19ウイルスが検出されており、ウイルスの初期多様性も確認されました。
研究者たちは、この市場がCOVID-19の発生源である可能性が高いと結論付けていますが、他の理論を排除することなく、さらなる調査が必要だとしています。