【ロシア】元バレリーナ、50ドル寄付で「国家反逆罪」

ロシアのスヴェルドロフスク地方裁判所は、米ロ国籍のクセニア・カレリーナに対し、国家反逆罪で12年の懲役刑を言い渡しました。

彼女が2022年2月、ロシアがウクライナを侵攻した直後にニューヨークの慈善団体「Razom」へ50ドルを寄付したことが理由です。

Razomは、戦争により影響を受けたウクライナ人に人道支援を行う団体ですが、ロシアのFSB安全保障局は、寄付金がウクライナ軍の医療品や武器購入に使われたと主張しています。

カレリーナは、ロサンゼルスでバレリーナ及びスパの従業員として働いていた33歳で、訪問中に逮捕されました。
その裁判は密室で行われ、彼女は国家反逆罪を認めたとされます。
アメリカ政府はこの判決に抗議し、「わずか50ドルで国家反逆罪に問われるのは非道な残酷さだ」とコメントしています。

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