【韓国】済州航空機事故の調査が難航

済州航空機事故の調査が予想以上に困難になっています。
事故直前の4分間、ブラックボックスのデータが記録されていなかったことが判明しました。
これにより、正確な事故原因の解明が極めて難しい状況です。

韓国の国土交通部によると、米国運輸安全委員会がデータを解析した結果、音声記録装置と飛行記録装置の両方が停止していたことが明らかになりました。
専門家は、エンジン停止や鳥との衝突といった仮説があるものの、決定的な証拠が欠けていると指摘しています。

さらに、事故機には録音データを保存するための独立電源が装備されていませんでした。
このため、重要な瞬間の会話や機体の詳細データが失われています。
調査チームは機体の残骸を徹底的に解析し、原因を突き止める方針です。

鳥衝突によるエンジン停止や操縦士の判断ミスなどが議論されていますが、明確な結論には至っていません。
今回の事故は航空安全対策の見直しを迫るものとなりそうです。