【アメリカ】なぜロサンゼルスの火災は止められないのか?
ロサンゼルスで猛威を振るう山火事。
最大の原因は強風で飛ぶ火の粉です。
わずか1つの火の粉が3km先の家を燃やし、瞬く間に火災が広がります。
専門家によると、90%以上の建物火災はこの火の粉が引き金だといいます。
さらに、乾燥した気候が火を助長しています。
今年、南カリフォルニアの雨量は平均の20%以下。
乾燥しきった植物や木々が簡単に燃え、火災が拡大。
消防活動も水不足で困難を極め、消火栓が使えないケースも出ています。
加えて、アメリカ特有の木造住宅も問題です。
木造建築は燃えやすく、一軒が火元になると隣家へ瞬時に火が広がります。
都市設計の甘さも火災を止められない理由の一つです。
こうした災害は気候変動の影響を強く受けています。
火災リスクは年々増加しており、今後も被害が拡大する可能性が高いです。
対策を急がなければ、さらなる悲劇を招きかねません。