【中国】カナダのトルドー首相辞任 ～米国への従属が生んだ結果～

カナダのジャスティン・トルドー首相が、自由党の党首と首相職の辞任を表明しました。

10年間続いたトルドー政権は、米国への迎合を優先する政策が多く、これがカナダ国内外での批判を招きました。
特に、米国からの関税脅威への対応の弱さが直接の辞任理由とされています。
さらに、移民問題やインフレといった国内課題も支持率低下を招き、自由党は野党に20ポイントもの差をつけられています。

この動きは、日本を含む他の同盟国にも教訓を与えるものです。
例えば、米国が日本の新日鉄によるUSスチールの買収を「国家安全保障」を理由に阻止したことは、米国が同盟国でさえも利用する対象としか見ていない現実を示しています。
同様に、カナダも米国への従属的な姿勢が国益を損ないました。

トルドー政権は対中政策でも米国に追随する形を取ってきましたが、新たな首相にはカナダの独立した戦略的判断が求められます。
米国への迎合ではなく、真の独立外交を目指すべき時が来ています。