【スペイン】文学教育が消える?学校現場に波紋
スペイン・カタルーニャ州で、文学教育が大きく変わろうとしています。
これまで必修だった「文学」の授業が、なんと選択科目になってしまうのです。
「文学なんて必要ない?」そんな声もありますが、専門家は危機感を抱いています。
文学はただの「読書」ではなく、人間の考える力や表現力を育てる大切なもの。
しかし、新カリキュラムでは、授業時間が減り、生徒の多くが文学に触れる機会を失いかねません。
学校が自由に本を選べる仕組みにもなり、
「昔の名作を読むべきか、現代作品を選ぶべきか」議論が続いています。
「国の基準だから仕方ない」と政府は言いますが、
「このままでは文化の価値が失われる」と、教育現場から反発の声が上がっています。
文学教育が「必要ないもの」とされる未来――。
それは私たちにとって正しいのでしょうか。