【ギリシャ】謎の「カップ持ち」像、その真相とは?
4,500年前の白い大理石で作られた「カップ持ち」という像が、考古学者たちを悩ませています。
この像は、ギリシャ・アテネのキクラデス美術館に展示され、高さ15.2cm。
座った姿勢で右手に小さなカップを掲げています。
飲むのか、乾杯するのか、それとも神々への捧げ物か。
多くのキクラデス美術の作品は平坦で静的ですが、この像は腕を体から伸ばし、動きと時間の感覚を示します。
考古学者たちは男性像であると推測。
理由は、女性像が静的な姿勢で描かれるのに対し、この像は動きを伴うためです。
キクラデス諸島での略奪により、多くの資料が失われたため、この像の意味を完全に理解するのは困難です。
しかし、その謎めいた存在感は、現代の彫刻にも通じる魅力を放っています。