【アルゼンチン】アルゼンチン発!ハン・ガンが世界に羽ばたくまで

韓国の作家ハン・ガン氏が2024年ノーベル文学賞を受賞。
実は彼女の代表作『菜食主義者』が最初に注目されたのは、ここアルゼンチンでした。

アルゼンチンの小さな出版社「バホ・ラ・ルナ」が、2012年にスペイン語版を発行。
韓国文学翻訳院の支援を受け、この作品はアルゼンチンから出版された韓国文学の西洋市場への初進出作となりました。

その後、彼女の作品は国際的な成功を収め、2016年には国際ブッカー賞を受賞。
その影響で出版権の争奪戦が起き、ランダムハウスが権利を取得しました。しかし、この初版を手掛けたバホ・ラ・ルナの挑戦が、彼女の世界的名声の基盤を築いたのです。

アルゼンチンは翻訳文化が盛んな国です。今回のような「小さな出会い」が、世界的作家の誕生を支えました。
文学を愛するこの国の役割に、誇りを感じます。

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