【スコットランド】パーキンソン病を匂いで嗅ぎ分ける女性

スコットランドの元看護師、ジョイ・ミルンさん(72歳)は、特別な嗅覚でパーキンソン病を感じ取ることができます。

彼女は遺伝的な嗅覚過敏症「ハイパーオスミア」の持ち主で、祖母から薔薇の種類を嗅ぎ分ける訓練を受けて、匂いを嗅ぎ分ける能力を磨きました。
2000年代初頭、夫レスさんの匂いが「不快なムスクのような臭い」に変化したことに気づきました。
その後、同じ匂いを持つ他のパーキンソン患者と出会い、これが病気の兆候だと気づいたのです。

2012年、エディンバラ大学の研究者と協力し、彼女の嗅覚が科学的に検証されました。
研究では、パーキンソン病患者の皮脂に含まれる4つの分子を特定。それを基に、新たな診断法が開発されつつあります。
この方法は、簡単な皮膚拭き取り検査で早期に病気を発見できる可能性を秘めています。

ジョイさんの嗅覚は、パーキンソン病の早期発見と治療法の未来を切り開いています。

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