【中国】イトーヨーカドー、食に特化で再出発
中国で人気を誇るイトーヨーカ堂が消費環境の激変を受け店づくりを大きく変えようとしています。
北京の総合百貨店は食品スーパーへ衣替えし、成都で新モールを2028年開業。
オンライン購買が増える中、人々は実際に商品を確かめ味わう場を求めています。
同社は成都で赤字店舗を閉鎖し、北京で「華堂新陳生活」と名を変更。
地下で人気食品を拡充します。
上階には日本の回転寿司「はま寿司」を誘致し、2025年初頭に開業予定。
海外事業の損失を補う狙いで収益改善を目指します。
消費者は質の高い食品や外食体験を重視し、オンラインとオフラインが共存する流れが強まるでしょう。
また同社は日本でも不採算店を減らし人員削減で効率化を図ります。
他社も同様に中国事業で苦戦し、伊勢丹は上海店閉鎖、天津店のみ。
イオンも食品特化で巻き返しを図り来店客数増加を狙います。
この流れは消費者心理に寄り添う取り組みとして定着しそうです。