【ケニア】プラスチックを食べる虫、ケニアを救う?
ケニアの研究者が、プラスチックを分解する能力を持つミールワームを発見しました。
これは、アフリカ全土で深刻化するプラスチック廃棄物問題の解決に希望をもたらす可能性があります。
このミールワームは、鶏小屋の敷き藁から偶然発見されました。
調査の結果、ポリスチレンという頑丈なプラスチックを他の栄養素と共に摂取することで分解できることが判明。
特に、プラスチックとふすまの混合食では約12%のポリスチレンを分解しました。
注目すべきは、これを可能にする腸内細菌の働きです。
特定の細菌が分解酵素を生成し、プラスチックを効率よく処理しているのです。
この細菌や酵素を活用すれば、大規模なプラスチック処理への応用が期待されます。
ケニアのようにリサイクルインフラが不十分な地域で、この発見は特に重要です。
研究者はさらなる資金提供が、この新しい解決策を実現する鍵だと指摘しています。