【オーストラリア】減量薬が生活と経済を変える？

最近話題の減量薬「Ozempic」や「Wegovy」。アメリカでは既に700万人以上が使用し、健康や生活が大きく変わったという声が上がっていますが、実はここオーストラリアでも徐々にその影響が広がりつつあります。

例えば、ある母親は減量薬を使い始めてわずか5カ月で20kgの体重を減らし、子どもと元気に遊べるようになったそうです。また、食費が週$400から$150〜200に減少したとのこと。食べる量が減るだけでなく、健康的な食品を選ぶ傾向も出てきているといいます。

さらに、ファッション業界にも影響が。ニューヨークでは女性服の平均サイズが小さくなる傾向があり、オーストラリアでも似た現象が起こる可能性があります。一方で、ファストフード業界は減収のリスクに直面しているとか。

しかし、減量薬には課題もあります。月々のコストは高く、胃腸の不調や筋肉量の減少などの副作用が報告されています。それでも、専門家たちは「2030年代には価格が下がり、より多くの人に利用されるようになるだろう」と予測。健康改善だけでなく、生産性や医療費削減につながる可能性にも期待が寄せられています。

オーストラリア社会にどのような変化が訪れるのか、注目が必要ですね。