【マダガスカル】漁村で始まるトイレ革命

マダガスカルの南部漁村で、トイレを使う新しい習慣が広がっています。
これまで野外で排泄することが当たり前でしたが、衛生面のリスクが説明され、住民自らがトイレを建設する取り組みが始まりました。

サン=タグスティンでは、多くの家庭が協力し、木製のトイレを建設。
1つのトイレを3世帯で共有し、17人が使用する例もあります。
住民のリナさんは、「病気の原因を教えられ、川辺での排泄をやめた」と話します。
さらに、NGOが地元住民に材料や建設方法を教えることで、住民の主体性を促しています。

世界では3人に1人が適切なトイレを利用できず、野外排泄が広く行われています。
これにより、感染症や安全面のリスクが高まっていますが、マダガスカルは2030年までに排泄の野外化をなくす目標を掲げています。
住民主体の取り組みが、その達成の鍵となるでしょう。

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