【韓国】北朝鮮、送電線撤去で関係悪化が鮮明に

北朝鮮が韓国が建設した送電線を撤去する行動を取り、南北関係の緊張がさらに高まっています。
これは、韓国が推進してきた南北協力の象徴を自ら壊す動きといえます。

韓国合同参謀本部は、11月24日に北朝鮮兵士が京義線付近の送電塔に登り、高圧電線を切断している様子を確認しました。
切断された電線は塔の基部に積み上げられており、北朝鮮が送電施設の完全撤去を進めている可能性が高いとしています。

これらの送電施設は、2007年に韓国電力公社が建設したもので、開城工業団地に電力を供給するための重要なインフラでした。
しかし、2016年の北朝鮮核実験を契機に電力供給が停止され、2020年には北朝鮮が南北共同連絡事務所を破壊。
その後も関係改善の兆しは見えないままです。

さらに、北朝鮮は近年、道路や鉄道設備の破壊、地雷の埋設など、南北を物理的に分断する行為を繰り返しています。
韓国政府は「北朝鮮のこうした行動は、南北協力の未来を閉ざすものだ」と警戒を強めています。

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