【フランス】気候変動が追い風?ボジョレヌーヴォーの進化
ボジョレ・ヌーヴォー解禁イベントがリヨンで開催されました。
かつて「安酒」とされたこのワインが、今や世界で2番目に認知されるワインに成長しています。
全生産量の30%がボジョレ・ヌーヴォーで、日本にも毎年200万本が輸出されています。
新世代の生産者たちは品質重視へ転換し、持続可能な栽培を目指しています。
気候変動はボジョレにプラスの効果をもたらしました。
温暖化により日照時間が増え、ブドウが十分に熟すことで安定した高品質のワインが生まれています。
また、かつてのようなカビ病のリスクが減少し、生産者にとっても作りやすい環境になっています。
こうした条件が「フレッシュで飲みやすい」ワインを求める若者を中心に人気を高めています。
2024年のヴィンテージも好評で、赤い果実の香りと軽やかな味わいが特徴です。ただし収穫量は昨年より減少しました。
ボジョレの未来はますます期待されています。