【北朝鮮】交通警察の横暴、タクシー運転手の生活を圧迫
北朝鮮の清津市で、交通警察による運転手への賄賂要求が深刻化しています。
特にタクシーやバイク運転手に対し、違反の有無を問わず金銭を求める行為が日常化。
現地では、交通警察が信号誘導や交通違反の取り締まりを行う一方で、その権限を悪用し、運転手から金銭を搾取。
賄賂の額は、かつての月1~2回・200~300元(28~42ドル)から、現在は月2~3回・500元(70ドル)に急増。
運転手たちは月収を超える1,000元(140ドル)以上を支払わされるケースもあり、生活が圧迫されています。
また、タクシーの多くが中国製の中古車であるため、修理費用が重くのしかかる状況も。
運転手は借金に追われ、収入が追いつかないといいます。
冬を前に警察のノルマが増えたことで、賄賂の要求がさらに激化。
「稼ぎはそこそこあっても、借金が増え、安定した生活が難しい」との声も上がっています。
運転手たちの苦悩が深まる一方、抜本的な改善策は見えない状況です。