【インド】子どもが増えない未来への懸念
インドでは過去数十年で出生率が急激に低下。
南部の州では逆に「もっと子どもを産むべき」と訴える声が上がっています。
人口約14.5億人で世界最多のインド。
長年人口増加を問題視し、家族計画を推進してきましたが、現在は出生率が2.01と低下し、人口安定の基準を下回っています。
南部のアンドラプラデシュ州では、政治家が「子ども2人以上」を条件に地方選挙への出馬を提案。
タミルナドゥ州でも同様の動きが見られます。
出生率低下は急速で、老年人口の増加が懸念されています。
経済や政治的影響も大きく、南部州の議会議席や財政支援が減少する可能性があります。
一方、子どもを増やす政策は高コストで難しく、出生率を逆転させた成功例は世界的にもありません。
インドは今、「働き盛りの世代」を活用する好機ですが、未来への対応が急務です。