【ロシア】負傷兵の補償ルールを変更、減額か?
ロシアのプーチン大統領は、新たな命令を出しました。
負傷した兵士への補償が変わります。
これまで、負傷した兵士には一律で300万ルーブル($30,400)が支払われていました。
しかし、新しいルールでは、けがの重さで金額が変わります。
重傷は300万ルーブル、軽傷は100万ルーブル($10,100)、さらに軽いけがは10万ルーブル($1,000)です。
また、戦死した兵士の家族にはこれまで通り500万ルーブルが支払われます。
国防大臣のアンドレイ・ベロウソフ氏は、この変更は「公平の問題だ」と述べました。
しかし、ロシアの軍事アナリスト、キリル・シャミエフ氏は、新しいルールで支払いが減る可能性を指摘しています。
医師がけがの重さを軽く判定することで、兵士たちが高い補償を受け取りにくくなるかもしれません。
さらに、負傷した兵士たちはこれまでにも補償を受け取るのに時間がかかると報告しています。
この変更が兵士たちにとって本当に公平かどうか、今後の状況が注目されています。