【カナダ】医療への長距離移動で苦悩するイヌイット
カナダでは、イヌイットの半数以上が医療を受けるために1,500キロ以上の長距離を移動しています。国の統計局による最新調査では、51.8%のイヌイットが1,500キロ以上、さらに18.2%が1,000〜1,500キロの距離を移動していると報告されています。
こうした長距離移動は、経済的負担や精神的ストレスをもたらし、孤独感や不安を抱える原因にもなっています。さらに、イヌイットの約40%、先住民族全体では約25%が必要な医療を受けられていない現状が浮き彫りとなりました。特に遠隔地に住む先住民族にとって、医療施設の不足が大きな課題となっています。
この問題に対し、早急な支援が求められています。