【スペイン】水に沈む車からの脱出方法
水中に沈む車からの脱出は、最初の数分間が生死を分けると言われています。
まず深呼吸をし、冷静に脱出手順を確認しましょう。
最初の30〜60秒が勝負です。
シートベルトを外し、同乗者も脱出準備を行います。
特に小さな子供がいる場合、大人がまず動き、子供を助ける準備をします。
車が完全に水に沈む前に、窓を開けて少しずつ水が入るようにして、水圧の均衡を図ります。
窓が電動の場合、水に浸かっても数分は動作しますが、それ以降は使えなくなります。
動作しない場合は小型ハンマーなどを使って窓を割ることが推奨されています。
ハンマーがない場合、両足で窓の中央を強く蹴ると、割れる可能性が高まります。
フロントガラスは頑丈に作られているため、横のサイドガラスを割るのがより効果的です。
脱出時には、靴や厚手の上着を脱ぎ、できるだけ軽装で水中を進みやすくします。
子供や他の同乗者がいる場合は、先に彼らを助け、水面に向かって一緒に浮上しましょう。
水面の泡を目印にすると方向を見失わずに済みます。
脱出した後も、体力が残っているなら安全な場所まで泳ぐことが推奨されます。
脱出準備の一環として、車には小型ハンマーやベルトカッターなどの緊急脱出用具を常備しておくと安心です。