【アメリカ】民間宇宙飛行の未知なる影響と人類の新たな挑戦
スペースXが送り込んだ民間宇宙飛行士4人は、高度な軌道で未知の身体感覚を経験した。中でも、元米空軍パイロットのスコット・ポティート氏は飛行の初期で視力低下を感じ、宇宙適応症候群の症状として目まいや吐き気を訴えたアンナ・メノン氏もいた。この症候群は、宇宙飛行士の約80%が経験するもので、無重力状態が原因と考えられている。
米国航空宇宙局(NASA)はこれらの症状を長年研究してきたが、民間ミッションで得られたデータが新たな研究を加速させることになった。宇宙滞在中、クルーは眼圧を計測する特殊なコンタクトレンズを使用し、脳構造の変化をMRIで追跡する実験も行った。
ジャレッド・アイザックマン氏は、多くの人が宇宙を経験できるよう、人体への影響について深く探求することがミッションの目的だと説明する。スペースXは最終的に人類を火星に送り、そこに定住させることを目指している。宇宙の旅はまだまだ解決すべき課題が多いが、今回のポラリス・ドーンミッションがそれを一歩前進させたと言えるだろう。
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