【韓国】高齢者お断り?広がる「ノーシニアゾーン」
韓国で高齢者を締め出す新たな動きが物議を醸しています。
スポーツジムやカフェなどで、高齢者の入店や利用を制限する「ノーシニアゾーン」が増加しているのです。
ソウルのあるフィットネスセンターでは、70歳以上の新規会員受付を2年前から停止。
高齢者のケガや、若い会員からの苦情が理由だと説明しています。
カフェでは、注文用キオスクを使わず大声で注文する高齢客とのトラブルも報告されています。
この動きに対し、77歳の男性は「高齢者への憎悪が広がることを懸念している」と不安を表明。
一方、若者からは「高齢者の大声での会話に困惑する」という声も。
韓国国家人権委員会は、年齢による施設利用制限は差別だとの見解を示しました。
専門家からは「高齢者差別は健康被害や社会的コストの増加を招く」との指摘も。
なお、韓国の65歳以上人口は1,000万人を突破し、総人口の約5分の1を占めています。