【北朝鮮】じゃがいも配給停止、住民の不安広がる
北朝鮮の両江道(リャンガンド)で今年、恒例だったじゃがいもの配給が完全に停止されました。
食料供給が厳しい冬を前に住民は深刻な不安を抱えています。
両江道はじゃがいも生産の中心地で、例年、住民に安価で提供されるじゃがいもは冬の貴重な食料源でした。
今年は洪水被害や国家指導の方針転換で、収穫されたじゃがいもはすべて加工工場に送られ、地元住民には全く配給されないことが決まったのです。
住民の声には「今年もらえないなんてどうやって生きていけばいいのか」「家族を飢えさせる冬を想像するだけで絶望的だ」という悲痛な叫びが響いています。
生活が厳しい家庭にとって、じゃがいもは冬の備えに欠かせないものでしたが、その支えもなくなり、多くの人々が寒さと飢えに耐えなければならない状況です。