【ブラジル】ナチス船の違法回収が環境危機に?
ブラジル沖には、第二次世界大戦中に沈没した500隻以上の船が眠っています。
貴重な金属や資源を積んだ船もあり、違法なサルベージ活動が横行しています。
研究者たちは、このような活動がオイル流出を引きおこし、環境に深刻なダメージを与える可能性を懸念しています。
問題の一つは、1944年に沈没したドイツの貨物船「MSウェーザーランド」です。
この船には、ゴムや金属が大量に積まれており、その価値は17億円から68億円にも上ると推定されています。
これらの資源を狙って、違法な回収作業が行われています。
研究者たちは、このような沈没船が「時限爆弾」のように、いつオイル漏れが発生してもおかしくない状況だと警告しています。
ブラジル沿岸を脅かすこの環境問題に対し、監視体制を強化する必要があります。