【ジンバブエ】ゾウ200頭を殺処分、飢える住民の食糧に

ジンバブエの野生生物当局が、約200頭のゾウを殺処分し、飢えに苦しむ住民の食糧にする方針を発表しました。
エルニーニョ現象により南部アフリカで大干ばつが発生し、作物が壊滅。ジンバブエでは世界食糧計画によると、来年1月から4月にかけて760万人が食糧不安に直面する見込みです。

この計画には批判の声も。保護活動家たちは他の手段での食糧支援を主張し、観光業への影響も懸念されています。
しかし当局は、公園の過密状態を緩和するためとも説明。国内には84,000頭を超えるゾウが生息しており、これは収容能力を大幅に超えているといいます。

この発表は、隣国ナミビアが同様の理由でゾウを含む動物を殺処分したことに続くもので、現地の環境状況の深刻さが浮き彫りとなっています。

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