【北朝鮮】食糧不足、生き残りのために危険なブルーベリー採集

北朝鮮では食糧不足が続き、多くの家族が生計を立てるために子供たちをブルーベリー採集に送り出しています。8月下旬、学校をサボってブルーベリーを採集していた中学生2人が、収穫したブルーベリーと外套を盗まれる事件が発生しました。こうした窃盗や強盗が頻発しています。

サムジヨンでは、ブルーベリーが旬で多くの人々が採集に訪れています。しかし、ブルーベリー畑には盗賊が現れ、強盗事件が相次いでいます。8月31日には、中学生の少女2人が盗賊に襲われ、収穫したブルーベリーと衣類を奪われました。幸い彼女たちは無事でしたが、他にも盗賊により200kgものブルーベリーが盗まれる事件も発生しています。

被害を受けた人々は、報告する場所がなく、盗賊に対抗する手段がありません。「命が惜しければブルーベリーを渡すべきだ」と言われるほど、深刻な状況です。1日で3-4kgのブルーベリーが採れますが、人々は盗賊を恐れ、グループで採集に向かう状況です。

周辺地域からも多くの人々が集まり、ブルーベリー採集に励んでいます。しかし、ある地元住民は、「貧困は遺伝する」と語り、次世代もまた同じ苦労をしている現状を嘆いています。

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