【オーストリア】ウクライナ女性はイチゴ収穫で生活を支える
ウクライナからの女性たちは、オーストリアの農場で苺を収穫しています。
43歳のナタリアは、その一人で、手際よく苺を選んでいます。
彼女は、オーストリアで月に最大1,800ユーロを稼ぎますが、
ウクライナでは幼稚園の先生として本来の仕事をしていると200ユーロしか得られません。
この仕事は体力を要しますが、ナタリアはこの収入で生活を支えています。
多くのウクライナ人が農業労働者としてオーストリアで働くようになりましたが、戦前に多く働いていた男性はほとんどいなくなってしまいました。
農業の労働者をみつけるのはますます困難になっていると言います。
技術の進歩により、将来はロボットが人の仕事を助けるかもしれませんが、
イチゴをあまり強く押し付けずに、爪で果実のすぐ上のヘタを慎重に引きちぎるという非常に繊細な作業が必要なため、実用化はまだ先と考えられています。