【ウクライナ】戦火の中で希望の光 – ファッションウィーク開催へ

ウクライナの首都キーウで、9月にファッションウィークが開催されます。これは2022年2月のロシア侵攻以来、初めての開催となります。約50のブランドが参加し、ランウェーショーやパフォーマンスを行う予定です。
戦争は依然として続いており、3万人以上のウクライナ兵が命を落としています。ミサイル攻撃や停電など、厳しい状況が続く中での開催です。主催者は「これが我々の新しい現実だ」と語っています。
会場となるミステツキー・アーセナルには防空壕も設置され、空襲警報時には避難する体制が整えられています。海外からの参加は難しい状況ですが、地元のメディアや業界関係者は集まる予定です。
ウクライナのデザイナーが自国でコレクションを発表するのは、戦争開始以来初めてのことです。過去3シーズンは、ベルリンやロンドンなど海外のファッションウィークでショーを行っていました。
参加ブランドは、負傷兵のための病棟支援に寄付することに同意しています。主催者は「このイベントが全世界にインスピレーションを与えることを願っている」と話しています。
キーウ出身のデザイナー、イワン・フロロフ氏は「キーウは私の魂だ」と語り、「キーウを世界のファッションの中心都市の一つに返り咲かせたい」と意気込みを示しました。
戦争下でも文化や産業を守り、希望を持ち続けるウクライナの人々の強さが伝わってくる出来事です。

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