【フランス】核兵器への大規模な投資

フランスは、核兵器の大規模なアップグレードに取り組んでおり、昨年に比べて3億ユーロ多く支出しています。

国際キャンペーンによる報告書によると、核兵器は航空機だけでなく、潜水艦からも発射できるようになっており、より高度なシステムの開発に数十億ユーロを投資しています。
2023年だけで約53億ユーロを核兵器に費やし、これは1分間に1万ユーロ以上に相当します。
しかし、パリなどの主要都市が核兵器禁止条約に加盟するよう呼びかけているにも関わらず、フランス政府はこれを無視しています。

しかし、世界の核保有国の中でフランスの支出は比較的控えめです。

核保有国9カ国は昨年、合計で850億ユーロを核兵器に支出しました。
この中でアメリカが最も多く、総支出の80％にあたる499億ユーロを占めています。
核兵器の使用は、国境を越えて大きな人道的および環境への影響を及ぼす可能性があります。
核兵器への投資が増える一方で、本来必要な気候変動対策や世界的な健康問題への対策に資金が回されていません。

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